マユリ様のサイケデリックブレックファースト




















、一緒に朝食を食べようではないかネ」





「はい、喜んで!」





私、と言います。





此処十二番隊で死神をしているのですが、
密かに隊長であるマユリ様とお付き合いしています。





そして先程、マユリ様にお食事に誘われました!





やったー!





私はワクワクドキドキしながらマユリ様のお部屋に向かいました。





、今日は特別に私が朝食を作ってやるヨ」





「本当ですか!ありがとうございます!」





キャーッ、マユリ様に朝食を作って頂けるなんて私幸せです。





しかし、
この幸せ気分も出てきた料理によって吹っ飛んでしまうのでした…





「あのー…マユリ様?これは…」





暫くして出てきた料理…





ソレは不気味というか、グロテスクというか…





摩訶不思議料理でした。





「コレはだネ、名付けて『オリジナル・フランケン風・脳の朝食』だヨ。
材料は100gの牛の脳、油、塩、胡椒、玉葱、卵1個、パセリ少々」





ああ…やっぱりこの肉塊は脳みそだったのですね…





「調理法は実に簡単。その1、まず脳をよく洗って皮を剥く。
肉屋で見掛ける様にネ」





ひぃーそんなの見掛けた事ありません!





マユリ様はメスをくるくる回しながら話を続けています…





「その2、フライパンに少々の油をひき、角切りにした玉葱をよく炒める。
その3、そこに脳を入れよく焼き、好みによりとき卵を合わせる。
その4、好みにより、塩、胡椒、パセリで味付けをする。
これで出来上がりだヨ。軽くて知的な朝食だとは思わないかネ?」





「あっ…はい」





私は作り笑いで返すしかありませんでした。





、どうかしたのかネ?早く食べ給え」





うわー…どういたしましょう…





でも愛するマユリ様のため…





私は意を決してソレを口に入れました。





「どうかネ?」





……えもいわれぬ味ですね。





私はそう言いたかったのですが、
明らかに期待しているマユリ様にそんな事は言えませんでした。





「…とっても美味しいです」





「それは良かったヨ!
今度は『ベドウィンの伝統的婚礼宴会料理』を作ってやろう!
コレにはラクダを丸々1頭使ってだネ…」





ああ…神様。





私は実に大変な方を恋人に持った様です。





それでも私は、愛する方のために頑張っていこうと思います。










FIN








あとがき
マユリ様の朝食とかって凄まじそうです;
本人は嬉しくても他人は…ね;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:ピンク・フロイド/アランのサイケデリック・ブレックファースト
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