ドリーム小説 遥かなる影








浮竹隊長…私はあなたのことが大好きです。





「済まないな、…」

「いえ、仕事ですので」

私は四番隊に所属する平死神。
先月から私は病弱な浮竹隊長のお世話係りに任命された。
と言ってもお薬を煎じてお渡しするだけ。

最初は少し嫌だったけどいつの間にか気さくで優しい浮竹隊長が大好きになって
いた。






「浮竹隊長…御気分はどうですか?」

今日もいつも通りお薬を渡しに来たが返事が無かった。
まさか何かあったんじゃ…

私は心配になって勝手に戸を開けた。

「浮竹隊長!」

「…どーしたんだ?血相変えて」

のそのそと布団から起き上がる浮竹隊長。


…寝てただけ…?



「すみません…返事が無かったので、もしかしたら…と思いまして…本当にすみ
ません…」



「あぁすまんすまん、寝てたんでな…」
ハハハっと笑う浮竹隊長。




「……もう少し自覚を持って下さい」

「えっ…」


「いつ危険な状態になってもおかしくないんですよ?」

自然と涙が零れた。


「私…すごく不安なんです…」



何を…言ってるんだろ…私…



「……すみません。取り乱してしまって。お薬はここに置いておきますので…。
失礼しま…」

ガシッ
「きゃっ」

突然浮竹隊長に腕を掴まれバランスを崩した私は浮竹隊長の胸の中に飛び込んで
しまった。

浮竹隊長は優しく私に話し掛けた。

「…俺だって不安だよ…。心残りはたくさんあるし…。そうだな…一番は
、お前に会えなくなることだ」



「わっ…私にですか?」
びっくりして思わずすっとんきょうな声をあげてしまった。


「そうだ。俺はのことがずっと好きだからな」


突然の告白にきっと顔は有り得ない程赤くなっているに違いない。


「わ…私…も浮竹隊長のことがずっと好きでしたっ!!」


最後のほうは一気に言ったので何が何だか分からなかったかもしれないが浮竹隊
長は苦笑いで
「俺はもうオッサンだぞ…いいのか?」
と。


私はこう答えた。


「もちろんです」



「じゃ、これからは名前で呼ぶからな…


「はい。十四郎さん」


私もお返しに名前で呼んでみた。


笑い声が響き渡る。


こんな幸せな時間がずっと続きますように…

私はそう祈った。



FIN


あとがき
すみません…
なんなんでしょうか?この話…。
でもずっと浮竹夢を書きたかったんです。
実は大好きなんでvV
ではこんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
参考音楽:カーペンターズ/遙かなる影
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