気まぐれ



















俺の恋人は気まぐれ。





あれが好きと言ってみたり、これが好きと言ってみたり…





あれこれ変わるけど可愛い奴。





「十四郎ぉ〜、私ショートケーキが食べたい」





「…昨日はチーズケーキが食べたいとか言ってたから、
チーズケーキを買ってきてやったんだかな」





「昨日は昨日、今日は今日だよ」





俺の恋人、の気まぐれは何時もの事。





思えば入学式の時からの気まぐれに付き合わされてるな…





授業中にいきなりワガママな要求をされた事もしばしば…





俺は溜息を吐いた。





「……ショートケーキ買ってくるか?」





俺がそう言うと
俺が買ってきたチーズケーキをじっと見詰めだした。





「いいよ。十四郎が買ってきたのだから食べる」





はそう言ってチーズケーキを食べ始めた。





うーん…やっぱり可愛いな、は。





気まぐれでワガママでもこれだから許せる。





俺は美味そうにチーズケーキを食べるを眺めた。





「私さー、気まぐれで好みとか色々変わっちゃうけど…
十四郎が大好きって気持ちはどんだけ時間が経っても変わらないんだよね」





「……本当に可愛い奴だな、は」





俺はを抱き締めた。





「も〜、十四郎苦しいよー」





の顔が少し紅くなった。





「そうだ、俺にもチーズケーキを食わせてくれよ」





そう言って俺はに口付けた。





「甘酸っぱいな」





俺はニヤっと笑った。





「バカ」





「愛してるよ」





俺は微笑いながら言った。





「…ありがとう。私もだけどね」





少し膨れながら言うが可愛くて俺はまた口付けた。





気まぐれだけど可愛い俺の





「永遠に一緒に居ような」









FIN









あとがき
学生浮竹。
一度書いてみたかったんですよ。
でもダメダメです;;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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