An Occasional Dream


















幸せな時はすぐに去っていく…





小さな夢を語り合ったあの日は何処に言ってしまったのか…




結局は知らない男の元へと去った






「さよなら…」





一瞬だった。





は一瞬でその言葉を放った。





茫然とする俺を置いて行った。





暑い日の下だ。





日傘を差したは少し悲しげな顔をしていた。





「…俺に落ち度があったのか?」





俺の問い掛けには答えない。





蝉の声だけが聞こえた。





「落ち度なんてありません。
唯、時が私を変え、貴方を変えました。
もうあの頃の私達には戻れないのです」





はそれだけ残して二度とは振り返らなかった。





振り返って、
嘘と言ってくれるのを待っていたがは見えなくなった…





ああ、
狂いながら俺だけのの顔を見る。





写真のを…





ほんの少し前までは、
に触れる事は当たり前だったのに…




今では名に触れる事すら許されない。





簡単に言ってはいけない愛してるという言葉も
の為なら何度も口にした。





今でも俺は言う。





愛してると…





「愛してる…」





誰も居ないのに呟く…





が“私もですよ”というのを待ってるのかもしれない。




ああ、
俺達は同じ布団の中で違う夢を見ていたのだろうか…




おりおりの夢を…










あとがき
ボウイ様の「おりおりの夢」から浮かんだ話です。
また良い曲なんですよ、これが!
別れの歌なんですけどね;
にしても浮竹さん偽者ちっくだぁ;
どうにかならんかな(ぇ)
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:デヴィッド・ボウイ/おりおりの夢
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