夜一様は私のもの!




















儂の名は四楓院夜一。





四大貴族、四楓院家の当主で
刑軍の軍団長をやっとるワケじゃが…





最近儂を悩ませる二人組がおるんじゃ…





「砕蜂!あんた夜一様とベタベタくっ付き過ぎなのよ!」





「煩いぞ、!私は夜一様とくっ付いてなどおらぬ!
貴様の実力が私より劣っていて、
夜一様に近付けぬからといって嫉妬するのも大概にしろ!」





「何ですって!この雀蜂女!」





「雀蜂女だと…
貴様はどうやら余程私に殺されたい様だな…!」





またか…





儂は溜息を吐いた。





この二人、砕蜂とは何時も
こうやって顔を合わせる度に喧嘩ばかりしておる。





然も原因はどうやら儂の様じゃった。





「私の方が夜一様に相応しい女なのよ!」





、貴様はどれだけ逆上せ上がれば気が済む!
私の方が夜一様に相応しいに決まっておるだろう!」





どちらが儂の右腕として相応しいかを競っておる様じゃが…





二人共、
それぞれに他を隔絶する圧倒的な実力の持ち主なのにのう…





争わずに仲良くすれば良いのに。





「砕蜂、!喧嘩は止めてこっちへ来い」





儂はもう一度溜息を吐いてから砕蜂とを呼んだ。





「「はい、夜一様!」」





砕蜂との声が重なった。





「おぬしらは何時も喧嘩ばかりしておるがの…
儂はおぬしら二人に仲良くして欲しいのじゃ。
おぬしらが力を併せれば凄まじいものになると思うんじゃが…」





儂がそう言うと二人はあからさまに嫌そうな顔をしよった。





「儂はおぬしらを同じに特別に思っておるぞ?
も砕蜂も。甲乙なぞ付けられん」





儂は困った顔でそう言った。





申し訳なさげな表情で儂を見る二人…





「そんな顔をするな。儂は怒っておるワケでは無いのじゃよ」





そう言うと二人の顔は明るくなった。





「「はい、ありがとうございます!」」





「そう、その顔で良いんじゃ」





儂はニィッと笑った。





これで少しは仲良くしてくれるかの…





「この砕蜂、夜一様の御期待にお応え出来る様、
より一層日々鍛錬して参ります!」





「あーその台詞、私が言おうとしたのに!砕蜂、最悪ー!」





「戯け。言った者勝ちだ」





「夜一様は私のものなのよ!」





「訳の分からぬ事を言うな!誰が貴様如きに夜一様を!」





…やっぱり無理なのかの。









FIN









あとがき
初夜一夢!
砕蜂との夜一の取り合いというのを書いてみたかったんですよね;
予想していたものと違う風になってしまいましたがorz
久し振りにこういうギャグちっくなものを書いたら自滅しましたしね;;
すみません;;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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