ドリーム小説
Baby's In Black
君はいつも同じ黒いドレスを着ている…
「また君はその服を着ているのか?」
「ええ、この服気に入ってますから」
朝は大概こんな会話から始まる。
彼女…とはもう3ヶ月も付き合っていた。
なのには彼の事が忘れられないらしい…
彼とは数年前に亡くなってしまったの想い人。
が黒いドレスを着ているのは喪に服す為…
そんな事したって彼は戻ってこないのに…
僕は彼の代わりにはなれないのだろうか…
彼以上に君を愛しているのに…
君の黒いドレス…
それが僕にとって最大の憂鬱…
「…」
「はい、何でしょう?」
何時もの哀愁を帯びた微笑みを浮かべてが言った。
僕はこの曖昧な関係にそろそろピリオドを打ちたかった。
恋人同士なのにそれらしい事は一切ないし、第一の口から
愛してる≠ニいう言葉を聞いたことがない…
僕はの顎を掴み、引き寄せ口付けをした。
「いきなり何するんですか!?」
「何って…恋人らしいことしただけだけど?」
は俯いたまま目線を合わせようとしない。
「やっぱり、僕じゃ駄目だったのか?」
は自分の部屋へと駆け出した。
「…なるほど、それが君の答えか…」
でも…
君に黒は似合わない…
何時か、君に純白のドレスを着せてあげるよ…
外は小雨が降っていた。
FIN
あとがき
パラレル風味なお話でした。
うーん、最近イヅルばっか書いてんな…;
すみません;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
参考音楽:ビートルズ/ベイビーズ・イン・ブラック
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