ドミノ





















僕と君とで興じるドミノ遊び。





一度倒してしまえばおしまい。





まるで僕達の関係の様だね…





、ほら…見てごらんよ…」





僕は窓の外を指差しながら言った。





あれだけ恋しがっていた外の世界。





今は見向きもしないんだね。





「私、お外よりイヅルの方が好きだから」





はそう言って僕にしがみついた。





「そうか…」





僕は呟く様に言い、に口付けた。





そして押し倒した。





何回も何回もしてきた行動。





飽きる事無く僕はを犯す…





「やっ、あっ…イヅル…」





の秘所に指を入れ、中をかき混ぜる。





一番敏感に反応する場所を擦れば、
はあっと言う間に果ててしまう。





「イ…ヅル…もう、だめ…ああッ!」





は可愛いね」





「やっ!」





僕は自身をに突き挿れた。





は可愛い。





可愛くて、愛しくて仕方ないから…





この醜い感情を抑えきれないんだ。





「あっ、イヅル…愛してるよぉ…」





「僕もだ、。…中に…出すからね」





僕はそう言ってに白濁を放った。





「イヅル…」





は潤んだ瞳で僕を見詰めた。





ああ…僕はこれで満足なんだろ?





こうなる事を望んでいたじゃないか。





…愛してるよ」





たった一本の細い糸。





切ってしまえば忽ち僕達の関係は終わってしまうだろう。





それ位僕達の関係は脆く、儚い。





僕は初めの頃を思い出す。





泣き叫び、拒否するを無理矢理犯して白濁を放つ。





狂ってるのかもしれないが、
僕にとってこれ程刺激的な事は無かった。





今の僕達は毎日毎日、
永遠に終わる事の無いドミノ遊びを続けている様だ。





唯、同じ板を同じ感覚で延々と並べていく。





一日はこんなにも暗く、温かいものだったんだろうか…





分からない。





僕もも…





唯、分かるのは…
居なかった筈の“僕を求める”が確実に居る事だけだった。





「イヅル…ずっと傍に居てね」










FIN









あとがき
最近、妙な雰囲気の夢ばかり書いている気がします;
聴いている音楽のせいか…?
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:シド・バレット/ドミノ
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