She's Gone



















彼女は逝った。





随分と長い間ずっと待ち続けとったのに…





妻になって欲しいとも言ったのに…





彼女は逝った…





自ら逝った…





白い透き通る様な肌が紅い血で染まって…





神々しささえ感じる美しさ…





ボクが悪かったんやろうか…





の言葉が蘇る…





「ギン、貴方には耐えきれない…」





「何で…?」





ボクは何で何時もこうなんやろうか…





一番護りたい人を一番傷付けてしまう…





愛してるつもりが心を引き裂いていた…





「ギンは私を愛していない…」





「そんな事あらへん。ボクはを誰よりも愛してる」





は涙を流した。





「もう信じれない…」





の言葉は心に重くのし掛かった…





はそれっきり、その場を飛び出してしまった。





それから暫く経って冷たくなったを見つけた…





ああ…





悲しい筈やのに…





涙が出てこおへん…





斬魄刀で刺されたみたいな痛みが胸を襲うだけ…





「私、ギンの事ずっと愛してる」





その言葉は今ではまるで遠い遠い昔の夢の中での言葉の様…





「…ごめんな、





ボクはに口付けた。





が反応する訳も無く、虚しく時だけが過ぎていった…





「今更言うても遅いか…」





愛し方が分からんくて傷付けて…





ボクがを殺したも同然やった。





何でなんかな…?





ボクには孤独が似合ってる…








FIN







あとがき
暗い、暗いよ本当に;
サバスの「She's Gone」聴いてたら浮かんだワケですが、暗すぎ;
甘い話もたまには書きたい;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:ブラック・サバス/シーズ・ゴーン
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