Goodbye To Love




















私は愛にさよならを告げるわ…





生きていても意味が無いくらいなの…





こんなに愛したのは貴方が最初で最後…





「今日でお別れやね」





「ええ」





ああ、
どうして貴方はそうも簡単にその言葉を口に出来るのかしら…





私はその言葉を口にしようとすると胸が詰まってしまうのに…





「ホンマに藍染隊長の所に行くの?」





知っているくせに白々しく訊ねるギン。





「貴方のそういう所が嫌いなのよ…」





でも本当はそんな所も好きだったりするの…





「…何度も言ったけど仕方無い事なのよ。
私は藍染隊長の所に行かなきゃいけないの」





沈黙が流れる…





ギンが小さく溜め息を吐いた。





「手の届く所にがおるのに
触れるのを許されへんくなるのは辛いわ」





ギンが呟く…





「私だって辛いわよ…」





涙が頬を伝った。





死覇装をぎゅっと強く掴む。





「ボクは今でも誰よりもを愛してるよ」





どうして…?





どうして今そんな事を言うの…?





「貴方は本当に嫌な人だわ…」





思ってもいない言葉が出て来る。





がたとえ他人のもんになっても
愛してる事には変わりあらへん」





私の言葉を無視してギンは話し続けた。





「泣かんといて、。御願いやから…」





骨ばった大きな手が私の頬に触れる。





切ないギンの顔を見ていると私は余計に涙が止まらなくなった。





ギンが私を抱き締めた。





「此処でこんな事してんの藍染隊長にばれたら
酷い目遭わされるやろうな」





ギンは笑っている。





けれど心は泣いていた。





「私も愛しているわ」





これが最後…





心から“愛してる”という言葉を言うのは…





明日には藍染隊長のものになるのよ…





愛にさよならを告げるわ…





本当の愛に溺れる事は二度と無いから…





さよなら…





さよなら…





さよなら…





永久の別れを告げる…










FIN








あとがき
カーペンターズの「愛にさようならを」をイメージしたこの話。
いまいち何が書きたいのか分かりませぬな…;
すみません;
つまりヒロインはギンを愛してるのに
藍染さんの所にお嫁に行かなきゃいけないみたいな話なんですよ;
白ギンなお話です。
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:カーペンターズ/愛にさようならを
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