ドリーム小説 はねつき



















「ギン!あけましておめでとう!!」





「…おめでとさん」





…何…




このテンションの低さ…




ギンは新年早々有り得ない程テンションが低かった。




「ちょっとー、ギン何でそんなにテンション低いのよ」




「うぅ〜。寒いし眠いねん」




ギンはコタツの中に潜り込んでしまった。




ネコみたい…







「ほら!お外ではねつきしようよ!」




私は嫌がるギンを無理やりコタツから引き摺り出して外に向かわせた。




「寒ぅ…雪積もってるやん…。部屋ん中で双六でもやろうや…」





「もう!天下の三番隊長さんが何言ってるの!ほらこれ持って!」





私はギンに羽子板を持たせると少し離れた。




「行くよー!えいっ!」



半分やる気の無いギンは私の羽を返す事が出来なかった。




雪の上にぱさりと羽が落ちる。





「あははー!ギンの負けー!罰ゲームね!」




私がそう言うとギンが突然「そうや!」と手を叩いた。




いきなり何なの…??





「罰ゲームさぁ…相手のほっぺにキスするって事でどう?」




「はい??」




相手のほっぺにキス…??





「ほなそういう事で」




ちゅっとギンが私のほっぺにキスをする…




「もう…ホントにするの〜!?」




「はいはい!次いこうや〜」




さっきまでとは打って変わって水を得た魚みたく元気になったギンが
イタズラっぽく駆け出す…










そして結局…




殆どギンが勝利し、私はギンのほっぺに何度もキスする羽目になった…








「やっぱ可愛いなァ…ちゃん」






はねつきしようだなんて言わなきゃ良かった…







「あー楽しかったわァ…。ちゃんとやったら何でも楽しいわ」






そう言ってギンが笑った。






こうやってたまに嬉しい事言ってくれるんだよね…






私はだからギンを憎めない…







「はい。んじゃあ改めてあけましておめでとう。今年も宜しゅう」






「よろしくネ!」






二人は引き寄せられるようにキスをした…














FIN











あとがき
新年あけましておめでとうなお話で御座います。
…無理があったな;
すみません;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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