ドリーム小説 ひまわり畑




















どうしてだろう…















戦争で離れ離れになった君をやっと見付けたのに…












「…すみません…私…記憶喪失らしく…
此処に来る以前の事は全く覚えていないんです…」










やっと会えた愛しい恋人は僕の事を知らなかった…












の皮を被った他人になっていた…












「貴方は以前、私とはどういう関係だったんですか?」














…止めてくれよ…











そんな他人行儀な言い方…













…!














困った様な顔をしたを僕は抱き締めたい衝動に駆られた。















「珍しいなァお客さんやなんて…」











「ギン!」










ギン…













誰だ…?












ギンと言う男が現れた途端にの顔が綻んだ。











「あぁ、彼は私の主人なんです」








…主人…?








…そうか…








そうなのか…










「そうですか…じゃあ僕はこれで…。
それと…さっきの答えは…」












唯の友達ですよ…











僕はそう言い残し、その場を去る…








もうこれ以上の顔を見れなかった…











もう彼女はじゃない…











僕の足はどんどん速度を増して、最後には駆け出した…














必ず帰って来てね。私待ってるから












愛してるよ、イヅル











私、ずっとイヅルの傍に居たいな






























ッ…!!










「僕は帰って来たよ!!に言われた通り!!
どんな辛い時もを思い出して耐えたんだ!!
愛してるんだよ!!誰よりも!!」












僕は叫んだ…














美しいひまわり畑の中で…














唯…













叫ぶ事しか出来なかった…

















FIN
















あとがき
…イヅル…切ない;
また救われない話を書いてしまいましたね…;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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