ドリーム小説 JUNK















君は硝子のように繊細で美しい…


でも僕はガラクタみたいに汚れてるんだ…




…!」


「何?」


が苛々した口調で切り返す。


「…市丸隊長の所に行くのかい?」


「ええそうよ。何度言えば気が済むの?」


が僕を睨んだ。


「どうして…」



「市丸隊長は私を愛してくれるから」



「君は…遊ばれてるだけだよ。あの人はそういう人だ」


…だから行かないでくれよ…



「…分かってる…でも私には市丸隊長しかいないのよ…!」



の瞳には涙が光っていた。



「僕ならそうやって君を泣かせたりはしない!」


僕はの腕を強く掴んだ。



「私が欲しいのは優しさ≠カゃないのよ…」


が俯く。


辺りは既に暗くなっていた…




「私が欲しいものを市丸隊長は与えてくれる…。イヅル…あなたには…
分からないでしょうけど」


確かに僕には分からない…

は何を欲しているのだろう…


はどうすれば僕を見てくれる…?



…」



「じゃあもう行くわよ」


…!待ってくれ!…」



僕の手を振り切ってが闇に消えていく…

何度呼んだって帰ってきてくれない…






思えばガラクタみたいな僕が…


硝子のように澄んだ君を…


愛してはいけなかったのかな…?



分からないよ…








FIN





あとがき
暗い話…
何かこういう話続いてますね…。
いや好きなんですよこういう話が…すみません;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
参考音楽:ポール・マッカートニー/ジャンク
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