悲しみの…
どうしたらええ?
どうしたら…
キミとボクは一緒になれるんかな…?
「ギン…何度も言ってるでしょう。私はもう“人妻”なの」
の口からはその言葉ばっかり零れる。
ボクが“愛してる”と言ったら何時もそう。
「今でも愛してるんや…」
「駄目なのよ、ギン」
何度突き放されてもボクは“愛してる”と言い続けた。
はその度に困った顔をする。
ああ、こんなにも愛しいのに…
何で手に入らんのや…
「…」
名前を呼ぶ度にボクは心が締め付けられる。
切なくて…
「きゃ!ギン、何するの!?」
ボクはを床に押し倒した。
髪留めが割れて綺麗に結うてある髪がばさりと広がった。
「、愛してる…今でも。何時でも」
の白い肌を強く吸う。
小さい嬌声がの唇から漏れて、
それがボクを更に加速させる…
ボクは酷い男や…
の心を潰してまでを手に入れようとしとる。
「やっ…ギン…駄目…」
熱く潤んだ瞳でボクを見詰める…
愛しさは止まらへん…
…
キミを籠の鳥にするんは簡単やろう。
けれどキミの心は大空を自由に飛び回り続ける…
ボクがなんぼ手を伸ばしたって届かへん…
「ああ!ギン…!」
愛しさと悲しみの狭間でボクは喘ぐ。
それでもボクはを愛し続ける…
たとえ、キミの唇が“サヨナラ”と動いても。
あとがき
この前書いたイヅル夢は「悲しみのアンジー」
の真相を知らないまんま書いたんで、
今回はギンで真相バージョンを書きました;
本当は人妻に恋心を抱く歌だったんですよ;
知らなかった…
しかし意味不な話ですね、これも;
もっと精進せねば…
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:ローリング・ストーンズ/悲しみのアンジー
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