ドリーム小説 Please Mister Postman

















今日もあの子は待っているのだろうか…






やっぱり…




「郵便屋さん、今日は私宛ての手紙はありませんか?」




この子は何時も家の前で僕が来るのを待っていて
私宛ての手紙はありませんか?≠ニ聞いてくる…






「ごめんね。無いんだ」


毎日それの繰り返し。


彼女は決まって悲しそうな顔になる…




僕も彼女の悲しそうな顔を見るのは辛かった。




最近分かった事だが彼女の名前は


旅に出て行ったきり帰ってこない夫からの手紙を毎日待っているらしい。




なんて健気な子なんだろう…



ずっとずっと待ち続けてるなんて…








「郵便屋さん…今日は私宛ての手紙はありませんか?」



今日もかい?



今日も君は待ってるのかい?



もうきっと忘れられてるに違いないよ。



それでも信じるのかい?



「今日も無いんだ」



「御願い致します郵便屋さん…ちゃんと探してみて下さい」



涙を零しながら哀願された。



「…何時まで待つ気だい?」



僕はとうとう本音を言ってしまった。



「手紙の一つも寄越さない男なんかより…、僕にしなよ…




僕はという女性に恋をしていた。



結婚している事なんて関係ない…




「郵便屋さん…」



「僕の名前は吉良イヅルだよ」



僕はを抱き締め…



口付けた。



「イヅルさん…」




堕ちていく音が聞こえてくる…









FIN








あとがき
何だろね…;
不倫ですよねこの話…;
しかもタイトルはポップなのに話は濃い…。
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
参考音楽:ビートルズ/プリーズ・ミスター・ポストマン
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