ドリーム小説 忘れられないクリスマス



















「これは良いけど…僕の給料じゃキツイな…」




クリスマスプレゼント…



どうするべきか…




僕は恋人へのプレゼントを買うため宝石店を訪れていた。




店へは二週間も通っているが全く決まらない。





「お悩みのようですね。お客様。彼女さんへのクリスマスプレゼントで
御座いますか?」




声を掛けられてショーウィンドウから目を離し見上げると
店員の女の子がにこりと笑っていた。





「あっ、そうなんだ。でも決まらなくて…」




おかしな客だと思われたかもしれない…




そりゃそうだ二週間も前からウロウロしていたんだから…





「彼女さんのお誕生月は何月ですか?」




ずっと通っていたのにこの店員の女の子と話すのは初めてだな…





「えーっと確か僕と同じ3月だよ」





僕がそう答えると女の子は奥から小さな箱を取り出した。






「3月の誕生石はアクアマリン…それを使ったブローチなんですけど、
アクアマリンは安価なのでお求めやすいですよ」







女の子はまたにこりとした。




そのブローチは透き通るような美しいアクアブルーの宝石の
美しさを更に際立たせるように精巧に造られた物だった。







しかし値段は高くない…




これにしよう!





「良いの出してくれてありがとう。これにするよ!」





僕はそのブローチを購入し、彼女のもとへと向かった。






「えっ…」





そんな莫伽な…














「ああ、お客様…どうかされたんですか?」




僕は店じまいをする宝石店の女の子の所に来た。




何故この子の所なんだろう…





分からない…








「僕、フラれちゃったんだ。
彼女が僕の上司と口付けを交わしてるとこ見ちゃってね…」







女の子が暗い顔になった。






同情してくれているのか…?








「だからさ、これ君にあげるよ。君みたいな可愛い女の子に似合うと思うんだ…。
ねぇ……名前を教えて…」







僕は女の子を抱き締めた。




今、やっと気付いた…





僕はプレゼントを選ぶためだけに此処に来てたんじゃない…





この子に会いたくて来ていたんだ…





「おっお客様…?」




「お客様じゃない…僕は吉良イヅルだ…。で…名前は…?」





…です」




雪が降り始めて僕達の肩に少し雪が乗っていた…




…可愛い名前だね…」




僕にとって忘れられない…





クリスマスになった…
















FIN










あとがき
また訳分からんの書いてしまった;
クリスマス…あんま関係ないですし;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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