ドリーム小説 Etarnal Darkness




















御願いだから…








御願いだから分かって下さい…








私は危険だと分かっていても
永遠に暗闇に包まれた路を歩む事を決めたんです…










「其処を退け!
自分が何をしてるのか分かってんのか、!」








「ええ、勿論分かっております。阿散井副隊長。
けれど私は此処を退く事は出来ません」








私は今、元上司だった阿散井副隊長に刀を向けている。








朽木ルキアを抱えたまま動揺を隠しきれない様子の
阿散井副隊長に私は話を続けた。









「どうしてって思っていらっしゃるのでしょう?
貴方の目に映る物だけが世界の全てだと思わないで下さい。
私はずっと藍染隊長にお仕えしていたんです。
貴方の知らない場所で、貴方の知らない私で」







そう…









もう何年経つだろう…









孤独だったあの頃…








手を差し伸べてくれたのは藍染隊長だった…










"ちゃん、君は独りじゃないんだ。今日から僕が居るから"








その言葉、一つ一つに私は救われた。









「…じゃあ、知ってたのか?
藍染隊長が死んでなかった事も、こんな奴だったって事も。
自分の部下だった雛森を殺したんだぞ!藍染隊長は!」








「愚問ですね」









「なっ…」









私は斬魄刀を少しも動かさずまた話を続けた。










「藍染隊長の狂気は分かっていました」









そんな事なんてもう何年も前から分かっていた。









それでも私は藍染隊長を…








私はちらりと後ろを振り返って藍染隊長を見た。










何時もの…笑みを浮かべていた…









"僕はちゃんを誰よりも大事にしてるよ…"









"愛してる…"









ああ…私は…









「愛してるんですもの…。
利用されてるかもしれない…、仮初めの愛かもしれない…
そんな事分かってる!でも愛してるから仕方が無いんです…!」








時が止まったのかと思うくらいの静けさが辺りを包んだ。









「…ちゃん、やっぱり君は良い子だね。
愛してるよ…。後は任せるから」









そっと囁かれた言葉…








「はい、藍染隊長…」









私は貴方の為に死ぬなら…









貴方に殺されるのなら…









本望です。











FIN









あとがき
一度書いてみたかった原作沿いです。
いやはや…恋次とかルキアとか登場させた意味無いし;
こういう健気なヒロインって私の好みですね。
短編書かないって言ったのに書いたのは萌えが再発したからなのですよ。
今週のWJ見て。
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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