Welcome To The Machine



















私は所詮機械…





終わる事の無い命と渇ききった心を持つ。





存在意義なんて分からない…





「よぉ、!何辛気くせぇ顔してんだよ」





「いえ、何でも無いです」





話し掛けてきたのは阿散井副隊長…





私は…





この六番隊に十年前に配属された。





理由は…





“極秘調査”のため。





藍染様から仰せつかった、“任務”…





私は藍染様に作られた機械なのだ。





藍染様が此処を離れる事になった時のために私は居る。





藍染様の代わりに此処の水面下の動きを調査し、
報告する義務が私にはある。





藍染様は私との接点を他人に悟られないために
私を六番隊に配属させた。





その六番隊で私は第三席にまで上り詰めた。





「俺には悩んでるみたいに見えるがな」





阿散井副隊長は何かと私に話し掛ける。





今日も…





が辛そうな顔してんのは俺も辛い」





阿散井副隊長が遠くを見詰めながら言った。





……この手の台詞は何度も言われた。





告白もされた。





私は全て断った。





私は機械。





感情を持たされた機械…





は…俺じゃ駄目なのか?」





「駄目って事は無いです…」





感情なんてどうして機械の私にあるのだろう…





阿散井副隊長の顔を見る度に苦しい…





、俺はお前が好きだ。今でも変わらねぇ」





「…ごめんなさい」





私にはそれしか言えない。





悲しい…





けれど、私に涙を流す機能は備わっていない…





「…ごめんなさいっ!」





私は駆け出した。





っ!」





私は機械。





持ち主に自由に使われ自由に捨てられる。





それが運命。





誰かにこんな感情を抱いてはいけない…





決して、決して…





誰かを好きになってはいけない…









FIN







あとがき
タイトルと話は一応リンクしております。
深くは考えない方が良いかと;
黒染なら絶対、機械くらい作れるだろうという考えから浮かんだ話です。
ピンク・フロイドの曲からタイトルを拝借。
私の洋楽サイトに行けばどんな曲か聴けます;
てか、恋次切ない…;;
最近こんな話ばっかだ;;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:ピンク・フロイド/ようこそマシーンへ
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