Alone Again





















嘘吐き。





いっつも私、一人っきり。





置いてかれる私の気持ち、分かってよ、ねえ。











「お帰り、ウルキオラ」





ウルキオラが帰ってきた。





私の一番大切な人。





「怪我とかしなかった?」





「別に大丈夫だ。何て事のない相手だったからな」





無味乾燥なウルキオラの言葉。





その中から私は必死に優しさを探す。





大好きな人の温もりを…





、いつもの質問責めは止めろ。
俺も疲れてるんだ」





「何て事のない相手じゃなかったの?」





「現世に降りた事のないには分からないだろう。
行くだけでも疲労する」





そう、私はいつだって置いてけぼり。





ウルキオラは絶対私を現世に連れて行こうとはしない。





「何で現世に連れてってくれないの?」





私はウルキオラに訊いた。





ウルキオラは溜息を吐く。





そして、言う。





“お前が弱いからだ”って。





私、ウルキオラにとってどんな存在なの?





ただの虫けら?





分かんないよ、ウルキオラ。





が心配でもあるからな」





そう小さく言ってウルキオラはまた出掛けていった。





突き放したり、呼び寄せたり。





私を悲しませたり、喜ばせたり。





やっぱり、私には分かんない。





でもほら、私が独りぼっちなのは変わらない。





ウルキオラは、もう居なくなってる。





また、一人っきり。










FIN










あとがき
ウルキオラ好きなんですけど、何か違くなります;
もっと研究せねば…
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
参考音楽:ギルバート・オサリバン/アローン・アゲイン
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