I'm gonna cut you into little picies!




















ガラの悪い人。





それが彼に対する最初の印象。





暴力的で手に負えない。





彼はそんな人だった。











「何?きゃっ…!?」





何だか気味の悪い裏路地を歩いているとグリムジョーが突然、
私の襟を後ろから掴んで自分の方に引き寄せた。





は俺の恋人だろ?もっと近付いて歩けよ」





これが彼のやり方。





彼は愛し方さえも暴力的。





緊張から来る鼓動とある種快楽に近い鼓動とが混在し、
私の中は乱れている。





「そういや、…。テメー昨日の晩、誰と一緒に居たんだ?」





「…誰とも居ないよ」





「嘘吐くな」





グリムジョーが突然詰め寄る。





冷たい瞳は更に冷気を帯びる。





こうなったら止められないのは私もよく知っていた。





彼の狂気。





それを感じたくてワザとこうやって彼を怒らせる時もある。





「最近、酷ぇな。は俺を嘗めてんのか?」





「…そんな事ないよ」





普段なら一発殴られたり、無理矢理乱暴される…





という感じだったのに何だか今日は違う…





怖い…





――ッ!?





「グリ…ム…ジョー?」





突然グリムジョーは私に斬魄刀を突き立てた。





血がたくさん流れ出ている…





「悪い子にはお仕置きが必要だろ?
は何やっても聞かねぇから…
殺ってやろうかと思ったんだよ…!」





狂気に満ち溢れた下卑た笑い声が裏路地に響く。





私は背筋が凍った。





「ごめんなさい…」





懺悔する外私には術が無く、唯”ごめんなさい”と泣きながら言い続けた。





すると、またグリムジョーが笑い出した。





「冗談に決まってんだろうが…。
は穴アキにするぐれぇじゃ死なねぇからな…」





そう言ってグリムジョーは私を立たせた。





は一生俺のモンだ。
他の男の所に行く事は許さねぇ。
だから今度同じ事をしてみろ…」





”粉々に切り刻んでやるからな!”





低く響くグリムジョーの声…





私は今日、初めて彼の本当の恐ろしさを知った…





それでも私はまた彼の狂気に飲まれたいと思うのだから…





私も狂っているのだと思う…








FIN







あとがき
また意味の分からない話を書いてしまいました;
「粉々に切り刻んでやる」って台詞と、
後ろから襟を掴んで引っ張られるシーンを書きたかっただけなんですよ;
すみません…;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
参考音楽:ピンク・フロイド/吹けよ風、呼べよ嵐
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