死んでも離さないで。





















「離さないでね」





「分かってる」





私とロイは離れない。





ずうっと一緒。





それだけは絶対。





、お前ドコでも付いてくんだな」





「当たり前じゃん。ロイの傍から離れたくないから」





私はにっこりと笑って答えた。





ロイは尖った歯を見せて笑う。





、お前可愛いな」





ロイに可愛いって言われた。





嬉しい。





ロイと私は他の破面と違う。





心が無いのにある。





だから、愛し合える。





「愛してる?」





「“愛してる”ってのがよく分かんねーけど多分な」





私はロイの手を握った。





大きなあったかい手。





ロイの気持ちが私に流れ込んでくるみたい。





優しい、優しい、愛しい、愛しいソレ。





「ロイ、私の事、死んでも離さないでね」





に嫌って言われても離さねぇさ」





また尖った歯が見えた。





それから抱き締められた。





幸せ。





すっごく幸せ。





ぽっかり空いた穴を埋める幸せ。





死ぬまで変わらない。





きっと、きっと、必ず。












FIN










あとがき
久々ロイ。
口調が怪しい;
すみません;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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