鳴かないカナリア




















「鳴けよ、
御主人様を喜ばせるためだけに存在してんだろうが、テメーはよ」





「誰がよ…」





「誰って…、テメーだろうが」





先日拾ってきた俺の“ペット”は全く言う事を聞かねえ厄介で我儘な女。





こんなに手こずる女は初めてだ。





「私、グリムの下僕じゃないもの」





「じゃあ何だよ」





「さあ、何かは自分で考えれば?」





可愛くねえヤツ…





俺はを取り敢えず抱き寄せてみた。





は俺の事嫌いか?」





「嫌いであろうと好きであろうと
グリムは自分が好きだったら傍に置いとくんでしょ?」





「俺が訊いてんのはテメーの事だ」





は俺をからかうみてえに笑い掛ける。





「大好きよ、グリム」





「じゃあ俺を喜ばせてみろよ」





「さっきの言葉で喜ばなかった?
それじゃあ、これ以上は無理ね」





フン…





生意気な女だ。





俺は半ば強引にに口付けた。





「いきなりね」





はそう言って笑ってやがる。





“そんな事したって無駄よ”みてえな顔して…





「全く…俺は飛んでもねえシロモノを拾ってきたらしいな」





「そうね」





まあ、こんな女の方が屈服させがいがあるけどな…





俺はフッと笑って、またに口付けた。





何時か絶対服従させてやるからな…








FIN








あとがき
真剣によく分からないモノになってしまいました;
グリムジョー偽者ちっくですし;
すみません;;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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