サイケデリックメランコリー



















キミが消えたり、現れたり。





極彩色の中で幻覚を見る。





キミには決して分からない。





私の気持ちなんかね。





、どうした?元気無くね?」





「別に。普段からこうよ」





「あっそう」





私とロイの会話は何時もこんなだ。





冷たくあしらうけど私はロイの事が好き。





好きだけど、伝えきれない。





私達は元々、藍染様に作られた“モノ”なんだし、
藍染様の御意志にお応えできる様、精一杯頑張るのが本職。





…というか唯それだけやっていれば良いのだと思う。





だからこんな下らない感情…





元からこんなもの持ち合わせている筈無いけど、要らない。





「なぁ、。悩みあんなら言えよ。俺が解決してやるから」





妙に尖った、異様に歯並びの良い歯を見せながらロイは笑う。





お気楽なキミには絶対分からない。





私の苦しみなんか。





何時も私に絡んできて、一体何がしたいの?





早く私の前から消えて、でも消えないで…





「ロイは暇だね。私なんかと悠長に話すんだから」





「そうでも無いけどな」





私は溺れてる。





幻覚の中に、感傷の中に。





目に映るそれは全て幻に感じる。





ビジョンはやけに強い色が付いていて、ピントはわざと合わせない。





キミに会うと私は頭がおかしくなる。





私なんか此処に居ないって誰か教えてよ。





「あっ、あとさ。何でに構うのかって言うと…
俺、の事気になってんだよな。
気になるのには話し掛けてぇじゃん」





「バカみたい」





私はそう言ってその場を去った。





今の言葉、嬉しい筈なのに。





嬉しい筈のその言葉は私を殺した。





私には備わっていない、
ロイの無邪気さ、奔放さは私を殺した。





私は…





正直になれない自分に涙を流した。









FIN









あとがき
初ディ・ロイ。
初めてなのに随分と意味不なお話を書いてしまいました;
すみません;;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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