いたいくらいに、その皮膚はつめたかった



















貴方は何処に向かってるの?





教えて、イールフォルト…





私を置いていかないで…





は何時も突拍子も無い事を言うな」





「だって…そういう夢を見たんだもん」





「夢は夢だ。気にする事は無いだろ」





最近私はよく夢を見る。





大好きなイールフォルトが何処かへ行っちゃう夢。





夢だけど、強ち間違ってはいないと思う。





イールフォルトはたまに何処かへ消えちゃうもの。





私の知らない貴方は確かに居る。





「イールフォルト…」





私はイールフォルトの頬に触れた。





酷く冷たい。





まるで氷の様に。





「冷たい…」





「…心が無いからな」





イールフォルトの目線が下を向いた。





「…心が無いけれど、を愛してる気持ちは有る」





イールフォルトの目線は今度は私の方を向く。





「僕は何処へも行かない。何があっても」





イールフォルトに抱き締められる。





イールフォルトの皮膚は冷たすぎて、
痛いくらいなのに…





安心する。





「愛してる」





私の生きる世界には必要無い言葉…





でも言いたいの。





そして、聞きたいの。





貴方に、そして貴方から。





…僕も愛してる」





イールフォルトは微笑っている。





私はもう一度イールフォルトに触れた。





やっぱり…





いたいくらいに、その皮膚はつめたかった。





…」





私達は口付けを交わした。





時々、私からすり抜けていく貴方。





だから…





たとえそれが冷たくとも貴方が此処にいる証ならそれで良いの…









FIN








あとがき
若干意味不;
…すみません;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送