Ashes To Ashes



















それは絶望よりも美しく退廃的…





灰は灰となり…





憂鬱は素晴らしさに変わる…





「…





「イヅルさん?」





誰も知らない秘密の地下室…





僕が名を呼ぶと声が返ってくる。





もう随分と経つ。





を此処に閉じ込めてから…





を僕だけのものにするために…





の瞳に僕以外を映さないために…





「良い子にしていたかい?」





「はい」





従順で、僕には決して逆らわない。





僕はを抱き締めた。





「ソレを打つのも大概にしていた方が良いよ。
先には破滅しか無い」





「…私はコレとイヅルさんが無いと生きていけませんから…」





「そう…」





は何時も虚ろな瞳をしている。





昔は違っていたのに…





今は幻想か現実か区別がついていない様だった。





それでもは高潔な美しさを失う事は無い…





「愛してる、狂おしい程に…」





「イヅルさん…」





僕はの肌に触れた。





白く透き通る白磁の様な肌…





無数の痕と傷が付いている。





僕が付けた傷。





の血が見たくて付けた傷。





僕のものだという証。





痕は僕が付けたのと針での刺し傷が混在している。





青く鬱血した様になっていた。





「痛みも涙も忘れた私にはイヅルさんしか無いんです」





…ああ。





愛おしくて堪らない…





いつか永遠に僕のものになる様に…





殺してあげるからね…









FIN







あとがき
記念夢とは思えぬあっぶない話ですね;
ダークというか退廃的になってしまいました;
宜しければもらってやって下さい;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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