ドリーム小説 Sky Blue





















青い青い空の色…









私は空が凄く好き。









空の下に居ると遠く離れた人とも同じ所に居る様な気がするから…












「小島水色って言うんだ。よろしく」









「私は。此方こそよろしく」









転校先の高校で初めて話し掛けてくれたのは隣の席の子だった。










水色…?








変わった名前…









「水色って変わってるね。でも素敵な名前」










「そうかな?名前が良いなんて初めて言われたよ。
も良い名前だと思うけどね」








それが出会い…









それから私と水色は仲良くなった。










でも私はああいう人生歩んでるから…









自然と別れはやってくる…










「水色ー一緒に帰ろうよー!」









「分かった、今行く!」









普段通りの帰り道…









夏は日が落ちるのが遅い。










だからまだ空は青いまま…









、どうかした?ボーっとしてるけど」










「…言わないといけない事があってさ…」









私は俯いた。










「さよならしないといけない。親の事情でね」











うちの親は身勝手だ。








都合が悪くなると逃げて逃げて逃げて…








だから子供の私も何十回と転校を繰り返した。









今回もいつかそうなるって分かっていたから
友達なんて作りたくなかったのに…









水色は…









「お互い親には苦労するね」









水色が溜息を吐きながら笑った。









そっか…










水色のお母さんも…








「でもさ、がどっか行っちゃっても
僕はいつまでもの事好きだから」








「はい…??」










「ニブイなぁ…告白してんのに」









あっそうなんだ…










「でも水色って年上にしか興味無いんだよね?」








「まぁね、基本的には。でもは特別。
僕、に一目惚れだったから」









そう改めて言われると私は顔が赤くなった。









「…ありがと。私も水色の事好き…」









「良かった。両思いだね」










水色が笑った。








それから私も笑った。











明日から私はこの町には居られない。









でもこの青い空の下で繋がってる。









何処に居たって私も水色も同じ空を見ているのだから…










この青い空は何処までも何処までも広がっている…













FIN









あとがき
シリアスでほのぼのってこういう話なのかなぁ?と思った夢咲です;
初水色。案外難しくて困りました;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送