ドリーム小説
とり残されて
私は一人、とり残された…
永久に…お前とは逢えない…
私とが出会ったのは雨の降りしきる宵の事だった。
一人で…
たった一人では立っていた。
"その様な所で何をしている"と私が問うと、
"行く場所が無いの"と寂しそうには答えた。
その瞳は霞んでいて何処を見ているか分からない…
私はその細い身体を思わず抱いた。
そうでもしなければ霞の様に消えてしまうと思った…
はそれから私の部屋で匿う事にした。
何者かは分からない…
然しは私を夢中にさせる程の何かを放っていた…
頭が狂ってしまう程私はに嵌り込んだ…
何度も抱いて、私の女にした…
然し、ある日…
は私の前から忽然と姿を消した。
前の晩は何時も通りに会話をしていた…
「…何時までも私の傍に居てくれぬか?」
「…うん、勿論だよ。白哉」
どうしてだ…
…
何故私の傍から消えた…?
一人とり残されて私は想う…
誰よりも愛しかったを…
永久に傍に居て欲しいと願ったのに…
「私が愛したのは幻だったのか…?」
空を見上げながら私は呟いた…
FIN
あとがき
久し振りに兄様書いたと思ったらコレですか;
すみません;
切ないと言いますかシリアスな感じを書きたかったんです;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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