ドリーム小説 all alone





















灰になって見上げた世界…










どれも僕には美し過ぎて…









壊したくなる程に…









「綺麗な物程壊したくなるんだよ…分かるかい?ちゃん…」









「何を仰っているのですか?藍染隊長…」









その純粋な瞳に恐怖が映る事を僕は望んでいるんだ。









「分からないのなら身体で分からせてやるよ」









僕はちゃんを思い切り床に押し倒した。








勢いで仄暗い蝋燭の明かりが消えてしまう程だ。









全てが闇に包まれる。









「藍染隊長…?」








何が起こっているのかまだちゃんは理解出来ていない様だ。









目を白黒させて僕を見詰める。









「これから楽しい事をしよう、ちゃん」









知ってるよ、君が孤独に溺れてた事。








何時も一人で居た事。









似てると思った、この僕と。









その親近感は愛に変わった。








孤独というものに冷たく彩られた美しい君を壊したい…









僕は狂ってるんだ。









だから普通の愛し方はしてやれないよ。









「止めて下さいッ!いやぁ!痛い!!」









ちゃん、生きてる事に疑問を感じた事は無いかい?
信じていく事が憎しみに変わる事は無いかい?」









馴らしもしていない其処に無理矢理挿れた。








腰を打ち付ける度に甲高い悲鳴が僕の聴覚を刺激する。










「藍染隊長ッ!」








「…もっと僕の名を呼んで…ちゃん。二人だけの世界を創ろう…。
他の奴は要らない。君だけで良いんだ。愛してるよ…」









床に鮮血が落ちる音がした。









「…藍染隊長…もうお止めになって下さい…。
私はそんな事を言われても困ります…」







涙を流して懇願された。









僕はそのちゃんの表情を見て微笑う。









ちゃんはそのうち僕の事しか考えられなくなるよ。
だってちゃんは僕の罠にもう嵌っているんだから…」








深い深い暗闇に落ち込んだ孤独な姫君は
どう足掻いたって逃げ出す事が出来ないんだ。








壊れてく君と狂った僕で創られる新世界の色は灰か黒か…








瞳に映る物は全て色を失っている…









退廃的な愛…








それでも君だけは美しく鮮やかな冷たい碧で輝いている…









「藍染隊長…私は…」









「もう孤独に脅かされる事は無いんだよ…」










僕はちゃんに口付けた。










FIN









あとがき
なんて暗い話でしょう;
クレームが来そうですね;
藍染惣右介復活祭に捧げます、コレでも…
すみません…
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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