ドリーム小説 あめのちはれ



















「十四郎ぉー!」




「あぁか…」




相変わらずの元気な声でが俺の部屋に入ってきた。




は俺の幼なじみでこうやってたまに顔を出しに来る。





「…身体の具合どう?」



が心配そうに俺の傍に腰を下ろした。





「それなりに良くなってる…かもしれない…」




俺は曖昧な答え方をした。





今一、俺の病状は分からないままだった。





先が短いのか長いのか…




…どうなんだろうな…?




「分かんないの…?」




の顔に不安の色が浮かんだ。




「…まぁな」




俺は溜め息混じりに言った。





…?」





ふとを見るとは目にいっぱいの涙を浮かべていた…




「十…四郎っ…がっ…死んじゃったら…私っ嫌だよ…。
私っ十四郎の事…大好きなのにっ」






わっと泣き出す





俺はを抱き締めた。





「…俺は死なない…。お前を置いていったりはしない…。
ずっと…傍に居てやるから…」






髪を撫でて…そっと唇に口付けた。






「十四郎…?」




が驚いた顔で俺を見た。





「だっては俺の事好きなんだろ?…俺はの事…
好きなんじゃなくて愛してるけどな」




照れ隠しに俺は笑った。



はにっこりと笑って…




「私も愛してるよ」




と言った。






俺はまたに口付ける…







空は俺の心の様に青く澄み渡っていた…













FIN










あとがき
シリアス甘に仕上げてみましたが…
如何でしたでしょう?
うーん…でも何かおかしいですね;
雷蓮様、こんなので宜しかったでしょうか?
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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