ドリーム小説 ジェラシー












あーウゼー


何がウゼーかと言うと…





…君は美しいね。僕に負けじと劣らず」



「もー弓親さんったら御冗談をー!」



「そんな事ねえよ!は充分綺麗だって」




十一番隊のに纏わりつくあのおかっぱとハゲだ。





は…
美人で仕事も良くこなせるヤツだ。
おまけに性格も良いときてる…



初めてを見た時、俺は不覚にもホレてしまった。


話した事も無いのに…
いわゆる一目惚れってヤツだ。



つか、が男と一緒に居る所を見るだけでイライラする…





イライラすると言えば今日の隊首会だ…



更木のヤロー…



「うちのは仕事も出来るし、美人だしな。この前は手料理を食わせてもらった。
しかも絶品だった」




何かにつけての話ばかりしやがる。
何の部下バカぶりだよ…
親バカだけにしとけ!




しかも手料理だと!?




羨ましい…!!





…と
地獄のような隊首会だった。






「くりりーん♪」


「やちるちゃん♪」


何だよくりりんって、巻き毛だからか?



「あのねー♪くりりんがくれたこんぺいとうすごくおいしかったよ!」



「ホントに?良かった!」


「おい!」


「あっ、隊長ー!」





何だ?


あのほのぼのは?


世界が出来上がってるじゃーねか!





これ以上イライラすんのも体に毒だ!!





「初めましてだな。…」




ほのぼのワールドに俺は割って入った。



「日番谷…隊長?」


「おい…うちのに何の用だ!餓鬼…」



「餓鬼じゃねーよ!」


更木を見上げて睨んだ。
そして俺はのほうに向き直った。



…俺は…お前の事が…好きだ」




沈黙が流れた。



「いきなり告白って…」

斑目が今にも吹き出しそうな顔をしている。


…殴りてぇ…





「私も実は日番谷隊長の事が好きでしたっ!」



「「「えぇ!?」」」



その場に居た全員が驚いた。



…マジかよ…?




「私、日番谷隊長に初めてお会いした時からずっと好きだったんです!
私なんかで良ければお付き合いして下さい!」



皆が唖然とする中、が頭を下げた。


「あっ…ありがとな…」

俺は赤くなりながらそう言った。


は顔を上げてにっこりと笑った。


その笑顔はとても可愛らしい。



「あたし達お邪魔みたいだね♪ほらっ行くよ!」


草鹿が固まったままの連中を連れてその場を去った。



「…俺も…お前を初めて見た時に好きになったんだ」



俺は口を開いた。



「…何か運命っぽいですね!」


またが笑った。



「…名前で呼んでもいいか?」



「いいですよ。じゃあ私も良いですか?冬獅郎さんって呼んでも」


がはにかんだ。



「良いぜ。…これから宜しくな」



俺はの頬に口付けた。


の顔は夕焼け空みてーに真っ赤だった。



好きとかじゃなくて愛してる…


そんな言葉が今の俺に相応しいかもしれない…









FIN






あとがき
甘くないよ;
あんま嫉妬してないよ;
本当にすみません;
カレン様こんなので宜しかったでしょうか?
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとう御座いましたm(_ _)m
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