ドリーム小説 狂い咲き



















あー…








どーしよー…








もうすぐ…









朽木隊長の誕生日だなぁ…









私なんかがプレゼントしても喜ばないだろうなぁ…










なんせ相手はあの朽木隊長…だもんね…












午後の休憩時間、私は一人でそんな事を思いながら
お茶を飲んでいた。











もうすぐ大好きな朽木隊長の誕生日…










でもあんな大それたトコの当主である朽木隊長に、
下手な物はあげられない…









困りものだな…












「う〜何かないかなぁ……ってあー!!アレがある!」











頭を悩ませまくっていた私に一つの名案が浮かんだ。











「よっしゃ!コレで何とかなるかも」











早速、私は仕事そっちのけで部屋を飛び出した。












向かう先は裏の方にある山…













「ふぅ…意外と遠い…あっあった!
コレちょっと珍しいし良いかもね…」











私が朽木隊長へのプレゼントに選んだのは、
たった一本だけ一足早く咲いてしまった桜…










他はみんな枯れ木状態なのに
この一本だけ桜の花が咲いている…











「朽木隊長、桜似合うしね!」











「私がどうかしたのか」










「ひゃあ!!!?くっ朽木隊長!!!?ってあわわ!!」










突然、朽木隊長から後ろから声を掛けられて
驚いた私はその場でコケてしまった。










「…大丈夫か」









ハッハズカシー!!









ちょっと笑われたし…










私は恥ずかしくて朽木隊長と目が合わせられないまま
立ち上がった。












…此処で何をしていたのだ」










朽木隊長が此方を見て言った。










「えっあの…そのですね…」









そこの桜を貴方の誕生日プレゼントにしようと思って
取ろうとしてたんですーなんて言えない…










「…あの桜を私の誕生日の贈り物にしようと思っていたのか?」










「!!!!?どーして分かったんですか!!?」










あってか墓穴掘る様な発言しちゃった…









はいつも考えている事が顔に書いてあるぞ」










朽木隊長はまたフッと笑う。









私は顔から火が出る程恥ずかしくなった。











「…桜も良いが…私は…お前が欲しい」










「…はい?」









今何と仰いました??










「誕生日の贈り物はが良い。
私が決めたのだからお前に拒否権は無い」










ごっ強引…









てか…











キャー!!!!?











「そんな…朽木隊長…!!!?
私が欲しいってどういう事ですか!!!?」













混乱するー!!










突然そんな事言われてもどう答えりゃいいの!!?









てかどういう意味ですか!!!!?











「私のものになれと言う意味だ。それに私の事は白哉で良い…」












耳元で朽木隊長が囁いた…










腰、腰砕けになる…










「びゃっ白哉?」










やっとの思いで私はその言葉を口にした。











「それで良い、…」










「んっ!?」










白哉が突然キスをした…











いっいきなり過ぎですー!!










「今年の誕生日は素晴らしい誕生日になりそうだ」











狂い咲きの桜が舞い散る中で白哉の呟く声が響いた…
















FIN













あとがき
済まぬ…灼斗ちゃん…
意外と誕生日夢は難しかったよ…
こんなのでもよけりゃ捧げますでふ…;
ホントごめん;;
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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