思い出せ、俺!
思い出せねぇ…
昨日の晩から俺を襲っている不快感…
今日は何かがあった筈だ…
なのに思い出せねぇ…
誰かに訊いてみた方が良さそうだな…
というワケで俺は隊長達に訊いてみる事にした。
「んなもんテメーで考えろ」
「きっとつるりんがハゲになった日だよ!」
「それは唯でさえ美しい僕が輝きを増す日だね、きっと」
…誰も役に立たねぇ。
何なんだ、あの適当な答えは。
隊長なんか訊いてんのに“テメーで考えろ”だしな…
あー何なんだー!
「チクショー!今日は何の日だ!?思い出せ、俺!」
「今日は私の誕生日よ」
えっ…
「…?」
俺の背後に何時の間にか恋人のが立っていた。
っつうか…
の誕生日!!!?
ヤバイ!
忘れちまってた!!
どどどうするべきなんだ俺…
冷や汗が滝みてぇに額を伝う。
嫌な間…
俺は固唾を飲んだ。
「一角の事だからどうせ忘れてたんでしょ。
良いわよ、私気にしてないから」
はあっけらかんとして言った。
「あっ…そう」
何つうか…
そのリアクション逆にヘコむんですが…
いっそ怒鳴られた方がマシだったぜ…
「私、プレゼントなんか要らないもの。
一角さえ居てくれればそれで良いから」
俺がヘコんでるとがにこりと笑いながら言った。
「えっ…ああマジでか?」
「当たり前じゃない」
がまた笑う。
…
俺も笑った。
「ありがとよ。んで誕生日おめでとう」
「ありがとう」
来年こそはちゃんと覚えてる様にしねぇとな。
こんな良い恋人の誕生日…忘れらんねぇからな。
FIN
あとがき
久々一角です。
何だかリクと合っていない様な…;;
すみません;
スパロウ様、こんなので宜しかったでしょうか?
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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