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あれほど君を愛しとったのに…





もし、ボクが君の立場やったら
ボク以上に君を愛せる男はおらんって気付くやろう。





ボクには目もくれない君…





「…なァ、何で居留守なんかするん?」





「居留守なんかしてないわ…」





の目線が泳ぐ。





知ってる…





他の男とおる事ぐらい。





ボク以外の男と君の家に仲良う手を繋いで入ってく所を見たんやから。





「ボクはを見たで」





嫌な、重たい沈黙が流れた。





「……ギン、貴方には耐えきれないのよ」





の言葉は重く、ボクにのし掛かった…





「ギンが何をしようとしてるかは分からないけど…
私は強い女じゃないの…。
ギンについて行ける程の女じゃないわ…」





あァ…





ボクはどないしたらええんやろう…





はずっと俯いたまま。





の言葉はボクの胸にぐさりと深く刺さった。





「…ごめんな」





唯、それしか言えんかった。





ボクはを抱き締めた…





…愛してる。必ず、護るから」





「…遅いわ。遅過ぎる…。私は……。ごめんなさい」





の声は震えとった…





「愛してない訳じゃないわ。
寧ろ、まだ愛してるのかもしれない。
けれどもう私には貴方の愛を受け入れられないのよ」





その言葉を聞いて、走馬灯の様に蘇るとの日々…





鮮やかに色付いていた記憶は一気に白黒になった。





の“愛してるわ”の言葉も…





優しい笑顔も…





全てが灰になって消えてしまった様…





「さよなら」





はその場から足早に立ち去っていった。





ボクは信じとった…





君ならボクを愛せるやろうと。





でもそれはボクの一方的な考えやった。





「…ごめんな」





返事の返ってこない暗闇に呟いた。












FIN








あとがき
久し振りにキリリク夢を書き上げました;
きちんとリク通りになってるか非常に不安です;;
秋月真白様、こんなので宜しかったでしょうか?
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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