ドリーム小説 サクラ、ヒトヒラ。





















「もう…春なんだな…」








私は大きな桜の木の下で落ちてくる花びらを掌に受けた。










「其処で何をしているのだ、…」








「あっ白哉!」










向こうの方から幼馴染みの白哉が姿を現した。









「桜が散って、もう春だなぁって思ってさ。
…白哉、もう卒業なんでしょ?早いよねー、二年しか経って無いよ」









「…そうだな」








私と白哉は真央霊術院という死神の養成学校に通っている。










本当は六年程通わないといけないんだけど、
白哉はそれを二年で終える事が出来たみたい。








そりゃ白哉は天才だもんねー。








あの朽木家の次期当主だし。










「…卒業すれば…あまりとも会えぬな…」








「えっ…ああそうだよね…」










白哉は一旦空を仰いで、それから真剣な顔で私を見た。









、今言わなければもう二度と言えぬ気がするのだ…」









「何よ、いきなりマジな顔しちゃって。
あっそうだ!今度出来た御茶屋のお団子がおいしくってさー」









私は白哉に見詰められているのが恥ずかしくなって話を逸らしてみた。









でも白哉は私の話を無視した。









「…私は…の事が好きなのだ…」









…はい??









今何と言いました、この人…??










「昔からずっと好きだったのだ…。、どうだろうか?」









どうだろうかって…








てか私の事好きなの!!!?










えっ…めちゃくちゃ恥ずかしい…









「あの…えと…」









私は恥ずかしくなって真っ赤な顔で俯いた。









どうしよう…私も白哉の事好きだけど…








言った方が良いよね…?









「あのね、白哉。私も…ね…白哉の事好き…だよ」









「相思相愛という事だな…」









「えっ…んっ…」









ちょちょちょちょっと待って、コレってキス…ですかー!!?









白哉は私の答えを聞くなり突然キスをしてきた。









私はきっと完熟トマトより赤いに違いない…









「私達は今から恋人同士だからな…。口付けくらい当たり前だろう」









「…そうなのかな…」









少し得意げな顔をしている白哉…









私は相変わらず真っ赤なまま…









そんな二人の間には桜の花びらが風に吹かれて舞い散っていた…












FIN








あとがき
兄様が学生時代の時の夢で御座います。
一応、告白はさせましたがご希望通りの夢になっているか不安です;
ゆか様、こんなので宜しかったでしょうか?
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
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