虚空のスキャット




















君は意味の無い音節を歌い続けている。





空に向かって、見えない物に向かって…





君は僕の向こう側を見ているんだね…





、気分はどうかな」





鎖に繋がれたまま虚空を見詰める





僕の方は見ない。





、今日も可愛いね」





僕はの首輪を掴んで立たせた。





そして口付けた。





「んっ…」





長い口付けだった。





桃色の唇を貪る様に口付ける。





僕はを床に押し倒した。





「あっ…や」





白く美しい肌に触れれば過敏に反応を示す。





僕はの秘所を弄りながらその反応を見て楽しんだ。





「やっ、ああっ…!」





突起を擦ればびくびくと身体を震わせ、簡単に達する。





「じゃあ挿れるよ」





「ああっ」





僕はに自身を突き立てた。





激しく腰を打ち付ける。





壊れる程に…





「あっ…ひっ」





僕が初めてと会った時、はこんな娘では無かった。





『藍染隊長!』





僕の名を呼びながら明るく笑っていた。





そして、何時も美しい歌声で歌を歌っていた。





…君は永劫僕のものだよ』





僕はその明るい笑顔が苦痛や絶望で歪む様が見たくて、
を鎖に繋いで閉じ込めた。





僕はこの手での感情を握り潰したんだ。





だから…
今のに残っているのは快楽を感じる事と歌う事だけだった…





「あっ、あっ、ああっ」





「そんなに締め付けたら…僕も限界だよ。
…中に出すからね」





そう言って僕はの中に白濁を放った。





「愛してるよ、





愛しいは僕の快楽人形…





虚ろで生気の無い瞳…





虚空を眺めて歌い続けている…





意味の無い音節を…





何時までも、何時までも…





永遠に…











FIN










あとがき
スキャット=それ自身意味の無い音節を繰り返し挟んで歌う歌い方又はその歌。
という訳で黒染でした。
若干、不完全燃焼気味な気もします;
すみません;;
MIYUさん、こんなので宜しかったでしょうか?
では、こんな話を最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m
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